よくある履歴書NG例とその改善ポイント──“もったいない書き方”から脱出しよう
はじめに
履歴書を書いたあと、「これでいいのかな…」と不安になることはありませんか?
実は、ちょっとしたミスや曖昧な表現のせいで“損をしている”履歴書は少なくありません。
この記事では、柔整・鍼灸マッサージ系の学生によく見られる履歴書のNG例を紹介し、それぞれの改善ポイントを解説します。
ぜひ、自分の履歴書と見比べながらチェックしてみてください。

NG例①:「どこにでも通用する」志望動機
NG:
貴院の地域医療への貢献姿勢に共感し、応募しました。人とのつながりを大切にしながら、成長していきたいと思います。
→ 一見よさそうに見えますが、**どの施術所にも使える“汎用文”**になっています。
これでは、「なぜうちなのか?」が伝わりません。
✅ 改善ポイント:
実習や見学の体験、院の方針、SNSの内容など具体的な接点を入れる。
「どこでもいい人」ではなく、「この院だから選んだ人」になろう。
NG例②:自己PRが“感想文”になっている
NG:
実習ではたくさんのことを学びました。患者さんとの接し方の大切さに気づき、学ぶ意欲が高まりました。
→ 「何をどうしたのか」が見えてこない、ふんわりした感想だけの文章です。
✅ 改善ポイント:
エピソード+自分の行動+気づき or 今後へのつなぎ、という構成を明確にする。
NG例③:文字が小さい/詰めすぎ/読みにくい
NG:
文字がぎゅうぎゅうで読みづらく、行間もなく疲れる印象に。
→ 内容が良くても、「読む気がしない」履歴書になってしまいます。
✅ 改善ポイント:
A4用紙を想定し、余白・段落・行間に気を配る。
手書きの場合は、少し大きめの字でハッキリと。読み手の目線を忘れずに。
NG例④:「特になし」「なし」連発
NG:
本人希望欄:特になし
志望動機欄:未記入 or 空欄
自己PR欄:なし
→ 「やる気がない」と受け取られる可能性も。
✅ 改善ポイント:
難しくても、“自分の言葉”で書こうとする姿勢が評価されます。
短くても誠意を込めて。添削してもらえば改善も可能です。
NG例⑤:校正ミス・誤字・敬語の乱れ
NG:
「御社のかんがえに共感しました」「書類を送らせて頂きます」など
→ 誤字や敬語の誤用は、“だらしない印象”を与える危険があります。
✅ 改善ポイント:
最後に音読チェック or 他人に見てもらう習慣を。
漢字変換・言い回しミスも事前に防げます。
まとめ
履歴書での“ちょっとしたNG”は、内容そのものよりも、「この人、細かいところを大事にできるかな?」という見られ方に影響します。
大切なのは、完璧さよりも**「伝えようとする姿勢」「読み手への配慮」**です。
少しずつ、もったいない書き方を脱出していきましょう。