長所と短所”って何を書けばいい?──好印象につながる答え方のコツ
長所と短所、どう書けばいいかわからない?
履歴書やエントリーシート、あるいは面接でよく聞かれる「あなたの長所と短所を教えてください」という質問。
「当たり障りのないことしか書けない」「短所を書くとマイナス評価されそう」といった不安から、悩んでしまう学生も多いものです。
しかし、これは“自己分析ができているか”や“成長の意欲があるか”を見るための質問です。
ポイントさえ押さえれば、むしろ印象アップにつながるチャンスになります。

長所は「エピソード込み」で伝えるのがコツ
単に「粘り強い」「協調性がある」などのキーワードだけでは印象に残りません。
大切なのは、その長所が実際にどう発揮されたかという具体的なエピソードを添えることです。
たとえば…
長所:人の話を丁寧に聞くことができる点です。
学内の実習でペアになった相手が技術に悩んでいたとき、じっくり話を聞きながら一緒に練習を重ねるうちに、その人のモチベーションも上がり、実技テストも無事合格しました。
このように、「自分の強みが誰かの役に立った」「成果につながった」ことを交えて伝えると、より説得力が生まれます。
短所は「改善への努力」まで書いてこそ印象アップ
短所を書くときに注意したいのは、「そのまま書いて終わらない」ことです。
短所を認識したうえで、どう努力しているか、今どう向き合っているかを書くことで、前向きな印象を残せます。
たとえば…
短所:優先順位をつけるのが苦手な点です。
レポートやアルバイトなどの予定が重なってしまうことがありましたが、最近はToDoリストを使ってタスクを可視化し、時間配分を意識するようにしています。
このように、「改善のために取り組んでいる姿勢」を示すことで、短所も成長の材料として評価されます。
NG例:抽象的すぎる or 極端すぎる回答
避けたいのは、「まじめです」「努力家です」など曖昧で他人とかぶりやすい回答。
また、「短所はありません」「優しすぎるところです」といった答えも、正直さや客観性に欠けてしまう印象を与える可能性があります。
大切なのは、“自分を正しく知ろうとしている”姿勢を見せることです。
まとめ:長所・短所は“誠実に伝える”ことで強みに変わる
長所と短所は、どちらも「自分をどう捉えているか」「社会人として成長していく準備ができているか」を問う項目です。
完璧である必要はありません。
正直な視点と、前向きな言葉を大切にしながら、あなたらしく伝えてみましょう。