履歴書の“資格欄”どう書く?──国家資格+αで印象をアップするコツ

「資格欄って、国家資格以外にも書いていいの?」

履歴書を書くときに、学生からよく出る疑問の一つが「資格欄には何を書けばいいの?」というものです。

鍼灸やマッサージの学生であれば、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」などの国家資格が中心になりますが、在学中の段階では「◯年◯月取得予定」という形で記載するのが基本です。

ただし、それだけで終わってしまうと少し味気ないのも事実。
この資格欄、工夫次第で自分の強みをしっかり伝える場に変えることができるのです。

国家資格は“取得予定”でも記載してOK

まず、在学中の段階では、次のように記載します:

・はり師 取得予定(2026年3月)
・きゅう師 取得予定(2026年3月)

複数の資格がある場合は、正式名称を省略せずに記載し、取得予定月も具体的に明記するのがポイントです。

就職先にとっては「この人はきちんと国家試験を意識して準備している」という安心材料にもなります。

国家資格+αで「プラスの印象」を作るには?

履歴書で差をつけたいなら、**「仕事に関連する+αの資格」**を記載しておくと好印象です。

たとえば──

  • 普通自動車免許(訪問施術で必要な場合あり)
  • 救急救命講習修了(安全意識が伝わる)
  • 介護職員初任者研修(訪問・高齢者対応の意欲)
  • パソコンスキル検定(受付業務を担う可能性がある場合)

こうした資格は、実際に使う場面が限定されていても、「業務への理解がある」「自主的に準備している」ことが伝わりやすくなります。

書く・書かないの判断は「仕事との関連性」で

すべての資格を並べるのは避けましょう。
英検、漢検、数学検定、簿記など、医療現場と直接関係のない資格をたくさん書いてしまうと、「履歴書を読みやすく整理できない人」という印象になりかねません。

**基準は「この資格が仕事にどう活きるか」**です。
趣味的なものは面接時の会話ネタにとどめ、履歴書には絞って記載するのがベターです。

まとめ:資格欄で伝えるのは「準備」と「姿勢」

履歴書の資格欄は、単なる取得リストではなく、「自分がこの仕事に向けて、どう準備してきたか」を表すスペースです。

国家資格はもちろん、そこに自分なりの+αを添えることで、読み手に安心感と前向きな印象を与えることができます。

迷ったら、「この資格を持っていることで、自分はどう働けるか?」という視点で、取捨選択してみましょう。