柔整・鍼灸マッサージ学生のための履歴書ガイド【基本編】

はじめに

「履歴書って、どこから書けばいいの?」「そもそも何を見られているの?」
そんな不安や疑問を持っている学生は少なくありません。

この記事では、柔道整復師・鍼灸マッサージ師を目指す学生に特化した履歴書の基本的な考え方と、書き方のコツを丁寧に解説します。

まずは全体像をつかみ、就職活動の第一歩をしっかりと踏み出しましょう。

そもそも履歴書は何のために書く?

  • あなたの基本情報・学び・意欲を伝えるツール
  • 採用側が「会ってみようか」を判断する第一資料
  • 面接での質問内容の“元ネタ”にもなる

→ 丁寧に書かれた履歴書は、あなたの誠実さや考えを伝える最初の手紙です。

フォーマットはどう選ぶ?

  • 学校指定の用紙がある場合は、それを使用
  • WordやPDFのテンプレートもOK(印刷レイアウトに注意)
  • A4サイズ(見開き)を基本に、手書き・デジタルどちらでも構わないが、「読みやすさ」が最優先

→ 鍼灸・柔整業界では、手書きかデジタルかより“中身”重視の傾向があります。

基本項目と記入のポイント

1. 日付

  • 提出日 or 面接予定日
  • 和暦・西暦は履歴書全体で統一

2. 氏名・連絡先

  • 漢字+ふりがな(ひらがな/カタカナに注意)
  • 電話番号・メールアドレスは確実に連絡が取れるものを

3. 学歴・資格

  • 高校入学以降を時系列で記載
  • 専門学校の正式名称に注意(例:中和医療専門学校 柔道整復科)
  • 取得済み/見込みの国家資格も記載可

4. 志望動機・自己PR

  • 別欄で深掘り記事あり(今回は基本構成まで)

→ 「なぜこの施術所か」「どんな学びを活かせるか」の2軸が基本

5. 本人希望欄

  • 「貴社規定に従います」で問題なし
  • 特別な希望(勤務地・勤務形態など)は理由を添えて明確に

書き方の注意点

  • 黒のボールペン or 黒インク(消せるペンはNG)
  • 修正テープ/二重線は使わない
  • 誤字脱字は必ず見直す(できれば第三者に確認を)

→ 書くスピードより、正確さと丁寧さが評価されます。

よくある質問

Q.「自己PRは何を書けばいい?」
→ 実習や授業で得た経験・姿勢を具体的に書きましょう。例:「患者さんへの声かけで工夫したこと」など。

Q.「空欄があってもいい?」
→ 必須項目は埋めるのが基本。わからない場合は担任に相談を。

Q.「写真はスマホでOK?」
→ できれば写真館や証明写真機。印象を大きく左右します。

まとめ

履歴書は、あなたの「働く意志」を伝える最初の一歩です。
完璧でなくて構いません。一つひとつの欄を“あなたらしい言葉”で丁寧に埋めることが大切です。

次回は、「志望動機」や「自己PR」の書き方にも踏み込んでいきます。