自分の経験と施術所の方針をどう接続させるか──“共感”から“志望理由”に変える技術
はじめに
「志望理由を書いてください」と言われたとき、
自分の体験は思い浮かぶけれど、
応募先の治療方針や理念と“どうつなげればいいかわからない”
──そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、「自分の経験」+「応募先の方針」を
どう接続して“伝わる志望理由”に仕上げるかを解説します。

志望理由に“つなぎ目”が必要な理由
- 自分の話だけでは“独りよがり”に見える
- 施術所の方針だけ書くと“コピペ”に見える
→ 両者を自分の言葉でつなぐ“接続”があると一気に説得力が増す
ステップ①:自分の体験・価値観を棚卸しする
例:
- 実習で印象に残った患者さんとのやりとり
- 先生や施術者の姿勢に感銘を受けたこと
- 家族や自分が患者として経験したこと
→ 「何を感じたか」「どう考えるようになったか」まで書き出しておく
ステップ②:応募先の方針・特徴を言語化する
例:
- 院長の理念(HPやSNSなどに記載あり)
- 「痛みだけでなく生活を見る」「地域に根ざす」などの方針
- 美容・スポーツ・訪問などの専門性
→ 見学・実習・面談での印象も含めて具体的に書けると◎
ステップ③:「だからここで働きたい」に接続する
接続パターン1:経験の延長線としてつなぐ
実習で、高齢の患者さんの生活背景まで理解しようとする先生の姿に衝撃を受けました。
貴院の「生活を支える施術」という考え方に触れ、自分もその姿勢を学び続けたいと感じています。
接続パターン2:自分の価値観との一致点を伝える
私は、施術技術だけでなく「患者さんが自分らしくいられる関わり」を大切にしたいと考えています。
貴院が実践されている“寄り添う施術”の姿勢に共感し、ここで働きたいと思いました。
→ キーワードは「だからこそ」「自分にとって必然」
=“この院を選んだ理由”が他と差別化される
NG例と改善ポイント
- 「実習で学んだので応募しました」→理由が浅い
- 「家が近い」「雰囲気がよかった」→本気度が伝わらない
- 「なんとなく」ではなく「だからこそ」に変換しよう
まとめ
志望理由は、「誰かが感動した話」ではなく、
「自分が何を大切にし、どこでそれを実現したいか」を語る場所です。
自分の経験を土台にして、
応募先の方針と“自分の言葉でつながる”こと。
それが、あなたらしくて説得力のある志望理由をつくる近道です。