“合否連絡”の後にすべきこと──結果に一喜一憂しないための行動リスト

結果が出たあとの「行動」が、次を決める

採用試験や面接が終わった後、いよいよ届く“合否連絡”。

  • 合格だったら喜びと安心
  • 不合格だったら落ち込みと不安

──そんな感情の波にのまれがちですが、そのあとの“行動”こそが、就職活動を前に進めるカギです。

ここでは、「合格」「不合格」それぞれの結果を受けた後にやるべき行動を整理してみましょう。

【合格したら】──「受ける or 断る」を明確に

内定をもらったとしても、「即決する必要はありません」。

まず確認したいのは:

  • 雇用条件や勤務時間など、伝えられた情報と自分の希望にズレはないか?
  • 他にも応募を進めている院や企業があるか?
  • 複数の内定がある場合、どこが自分に最も合っているか?

しっかり整理したうえで、**「承諾」または「辞退」**の返答を丁寧に行いましょう。

なお、辞退する場合は、感謝の言葉と共にできるだけ早めに伝えることが社会人マナーです。

【不合格だったら】──原因の棚卸しと次の準備

不合格の連絡はどうしても落ち込みますが、就職活動では「縁がなかっただけ」というケースも多々あります。

とはいえ、次に活かすためには以下の行動が重要です:

  • 面接内容を思い出し、改善点を洗い出す(話し方・内容・態度など)
  • 応募書類を読み返して、自分の伝え方が曖昧だった点がなかったかを振り返る
  • 応募先と自分の“ミスマッチ”があった可能性を考える(価値観や働き方)

冷静になれたタイミングで、“振り返りメモ”を作っておくことをおすすめします。

どちらの結果でも「相談する」ことを忘れずに

合否に関係なく、「誰かに相談する」ことも大切な行動のひとつです。

  • 教員・キャリア支援の担当者
  • 卒業生や実習先の先生
  • 家族や信頼できる友人

客観的な視点をもらうことで、次のステップがより明確になります。

特に、同時に複数の内定をもらった場合や、不合格が続いて不安な場合は、1人で抱え込まずに周囲の力を借りることが成功の近道です。

まとめ:合否は「ゴール」ではなく「通過点」

就職活動は、内定を取ることが目的ではありません。
自分にとって納得できる働き方を見つけることがゴールです。

合否の通知は、その途中にある「判断の材料」にすぎません。

だからこそ、どんな結果でも立ち止まらず、“次の一手”を考えることが、よりよいキャリアにつながっていくのです。