スポーツ?美容?地域医療? 志向タイプ別キャリア分析で「自分らしい進路」を考える
「どこで働くか?」よりも、「どんな分野で活躍したいか?」
鍼灸師や柔道整復師の働き方は、分野によってまったく異なります。
就職先を選ぶ前に、まずは自分の“志向タイプ”を知ることがとても大切です。
「どの道が向いているのか」を知れば、進路の選択肢が絞れて、ぶれにくくなります。
今回は、代表的な4タイプを紹介します。
あなたはどのタイプに近いでしょうか?

タイプ①|スポーツ系志向
こんな人に向いている:
- 自分自身が部活やスポーツをしていた
- ケガと向き合った経験がある
- 「選手を支える裏方の力」にやりがいを感じる
- トレーナー帯同や実業団で働くことに興味がある
主な就職先例:
- スポーツ整骨院
- スポーツチーム帯同スタッフ
- アスリート向けのコンディショニング施設
- トレーナー育成スクールの指導者
タイプ②|美容・健康系志向
こんな人に向いている:
- 美容やファッションに興味がある
- 人の「見た目と中身両方」を整えることに喜びを感じる
- コミュニケーションが得意
- SNSで美容鍼やビフォーアフターの情報に関心がある
主な就職先例:
- 美容鍼灸サロン
- エステと併設された施術院
- 女性専門の整骨院
- 美容クリニックとの連携施設
タイプ③|地域医療・高齢者ケア志向
こんな人に向いている:
- 高齢者や家族との関わりに抵抗がない
- 地域貢献・訪問施術・在宅支援に興味がある
- 人とじっくり関係を築くのが好き
- 日常生活を支える“生活の医療”に魅力を感じる
主な就職先例:
- 地域密着型の治療院
- 訪問鍼灸や訪問マッサージ事業所
- 介護施設・デイサービス内施術
- 地域包括ケア拠点
タイプ④|医療連携・リハビリ志向
こんな人に向いている:
- 医療系の知識・現代医学にも興味がある
- 医師・看護師と連携して働きたい
- リハビリ・疼痛ケア・慢性症状の改善にやりがいを感じる
- 医療的根拠に基づいた施術をしたい
主な就職先例:
- 病院・クリニックでの勤務
- 医接連携の整骨グループ
- 機能訓練指導員(デイサービスなど)
- 整形外科との併設院
あなたの“タイプ”をどう活かすか?
このように、自分がどのタイプに近いかを把握すると…
- 自分に合った求人を探しやすくなる
- 見学に行くべき治療院が明確になる
- 履歴書・志望理由に説得力が出る
「やりたいことが見つからない」と悩む人も、
まずは“どんな志向が強いか”を考えることから始めましょう。
キャリアの選び方に正解はない。でも「相性の良さ」はある
すべての道にやりがいはあります。
ただ、「自分にとって無理のない選択」はあります。
無理をせず、自分の“得意”や“関心”が向いている方向に進むことで、
仕事も人間関係も、長く続けやすくなります。
今日の4タイプ、あなたはどこに近かったでしょうか?