開業したい？それとも勤務で極めたい？──自分に合った働き方を見つける3つの視点
sydadmin「開業と勤務」どちらが正解？──その前に、考えるべきこと
鍼灸師・柔整師の世界では、就職の先に開業という選択肢があります。
「いつかは自分の院を持ちたい」と考える人もいれば、
「安定して長く働きたい」という人もいるでしょう。
正解は人それぞれ。
だからこそ、“自分に合った働き方”を見極めることが大切です。
働き方①｜【開業志向】自分の力で勝負したい人へ
こんな人に向いている：
- 自分の考えで施術方針や空間づくりをしたい
- 経営や集客にも興味がある
- 自由な時間・裁量を持って働きたい
- 将来、地域に根ざした院を構えたい
メリット：
- やりたい施術やサービスを自分で決められる
- 利益や成果が直接自分に返ってくる
- 理想の働き方を形にできる
注意点：
- 経営や事務処理、集客など“施術以外の仕事”も増える
- 収入が安定しにくい時期がある
- 責任はすべて自分にかかる
働き方②｜【勤務志向】チームで着実に成長したい人へ
こんな人に向いている：
- まずは現場で経験を積みたい
- 先輩の指導を受けながら学びたい
- 同期や仲間と一緒に切磋琢磨したい
- 安定した収入や勤務環境を重視したい
メリット：
- 教育体制やマニュアルがある職場が多い
- 社会保険や福利厚生などの制度が整っている
- 職場内でキャリアアップ（副院長・分院長など）も可能
注意点：
- 院の方針に沿って働く必要がある
- 自分の裁量で施術を変えるのが難しい場面もある
- 開業に比べて収入の上限が決まっていることも
働き方③｜【ハイブリッド型】勤務しながら将来の独立を視野に入れる
「すぐに開業は不安だけど、いずれは…」という人には、
**“勤務で学びながら、開業準備を進める”**という道もあります。
- 勤務中に現場経験＋経営知識を吸収
- 勤務しながら副業で訪問や美容鍼を経験
- 数年後に円満独立 or のれん分け など
自分に合った働き方を見つける3つの視点
| 視点 | 考えたいこと |
|---|---|
| 価値観 | 自分は「自由さ」を大切にする？ それとも「安定」や「安心感」？ |
| 将来像 | 5年後、10年後、どんな生活をしていたい？ |
| 行動スタイル | チームで動く方が得意？ それとも一人で完結するのが好き？ |
最後に：正解は「今の自分に合うかどうか」
開業が正解でも、勤務が正解でもありません。
大切なのは、「今の自分の価値観や経験」に合った選択をすること。
一度決めた道を途中で変えるのも、まったく問題ありません。
あなたのキャリアは、あなた自身がデザインしていいのです。
