“見学して終わり”にしない!見学後にやるべき3つのこと

“見学して終わり”になっていませんか?

治療院や接骨院など、就職先候補への「見学」は多くの学生が経験します。しかし、問題はその後です。
「楽しかった」「院長がやさしかった」──そんな印象で終わっていませんか?

本当に大切なのは、「見学後にどんな行動を取るか」。
この記事では、見学を就職活動に“つなげる”ために欠かせない、見学後の3つのアクションをご紹介します。

① メモを整理して“振り返り”をする

まずは、見学当日に書いたメモを整理しましょう。
現場の雰囲気、スタッフの動き、患者さんの年齢層、自分が感じたこと──見学中は断片的だった情報を、「自分に合いそうか」という軸でまとめ直します。

おすすめは、以下の2軸でメモを再構成すること:

  • 事実(例:午前は予約が多く、患者は高齢者中心)
  • 自分の感想(例:スピードが速くてついていけるか不安)

この整理をしておくと、他の院と比較するときにブレません。

② 質問できなかったことを“問い合わせ”する

見学中にすべてを聞けるとは限りません。

  • 実際の勤務シフト
  • 施術の研修体制
  • 離職率やキャリアステップ

など、気になるけど聞けなかった項目があれば、メールや電話で問い合わせても問題ありません。
むしろ、主体性のある学生として好印象を持たれることも多いのです。

ただし、「応募を検討している」といった前向きな姿勢を添えるのを忘れずに。

③ 自分なりの判断材料として“言語化”する

最後に、見学先の情報を「なんとなく良かった」で終わらせず、「なぜ良い/良くないと感じたか」を言語化しましょう。

たとえば──

✅ 患者さんとスタッフの距離が近く、自分も“対話重視”の施術をしたいと思った。

❌ 自分にはあまり合わない。スタッフの入れ替わりが激しく感じられた。

このように書き出すことで、志望動機にも活かせますし、別の見学先との比較もスムーズになります。

「見学→応募」のつながりを意識しよう

就職活動は情報収集がすべてではありません。「見た」「聞いた」だけで終わっては意味がないのです。

重要なのは、その情報をどう“判断”し、“次のアクション”につなげるか。
見学後の3つのアクション──

  1. 振り返り整理
  2. 情報の補完
  3. 判断材料の言語化

──を実践することで、就職先選びにおいて「納得できる決断」ができるようになります。