採用試験で見られるポイント──面接だけじゃない?学校外で評価される視点
はじめに
採用試験というと「面接でうまく答えられるかどうか」に意識が集中しがちですが、実はそれだけが評価されるポイントではありません。
施術所の採用担当者が見ているのは、“その人が一緒に働けるかどうか”“チームの一員として信頼できるか”といった、もっと広い視野です。
今回は、学校外・面接以外で実際に評価されている具体的なポイントについて紹介します。

時間の感覚──「10分前行動」ができているか
時間を守れるかどうかは、患者対応にも直結する大事な素養です。
提出物の期限、見学時の集合時間、返信のスピードなど、普段の行動から“社会性”が見られています。
「授業にはギリギリで滑り込むけど、就活はちゃんとやる」という切り替えは、実は伝わりません。
話す内容より「話の聞き方」
採用担当者は、受け答えの内容だけでなく、相手の話をどう聞いているかを重視しています。
- 相づちの有無
- 表情・姿勢
- 話をさえぎっていないか
- 理解しようとする姿勢があるか
特に施術の現場では、「相手の話を聞ける力」が信頼関係に直結するため、面接以外のやりとりでも注意が必要です。
メールやLINEの文面からも印象が伝わる
たとえば、見学申し込みやお礼のメッセージ、質問のやりとりなど。
- 挨拶があるか?
- 敬語は使えているか?
- 誤字・脱字はないか?
- 要件が分かりやすいか?
「丁寧な人だな」と思ってもらえるだけで、あなたの印象はプラスになります。
同行者がいる場合は“チーム力”も見られている
複数人での見学や面談のとき、他の学生との接し方にも目が向けられています。
- 他人の発言を遮らない
- 譲り合いの姿勢がある
- 自分の話ばかりしない
施術所は“人”の職場です。チームの一員として働けるかどうかは、非常に大事な視点です。
採用担当者は「普段の延長線上」にあるあなたを見ている
特別な場面で取り繕うのではなく、日常の行動こそが評価されているという意識を持ちましょう。
むしろ、素のままの行動がにじみ出るからこそ、「普段から丁寧にふるまうこと」が大きな差になります。
まとめ
採用試験で見られているのは、面接中の言葉だけではありません。
返信の仕方、集合のタイミング、話の聞き方、周囲との関係性。
そのすべてが、「あなたと一緒に働きたいかどうか」の判断材料になります。
“面接だけ頑張ればいい”という考えは、今日で卒業しましょう。