成長を支えてくれる施術所の条件とは?就職先選びの“見るべきポイント”を整理しよう
どこで働くか?ではなく、どんな環境で成長できるか?
「この施術所に就職したら、自分はどう育つだろう?」
これは、はじめての就職先を選ぶうえで、非常に大事な視点です。
どんなに人気のある施術所でも、自分に合っていなければミスマッチになります。
反対に、小規模でも成長できる環境なら、大きな飛躍につながるかもしれません。
今回は「成長を支えてくれる施術所」の見極めポイントを整理してみましょう。

見るべきポイント①|教えてくれる体制があるか?
- 見学や説明会のときに「新人への教育制度」について説明があったか?
- OJT(現場指導)や研修期間があるか?
- 指導担当やサポート役がつくか?
成長には“教えてくれる人の存在”が不可欠です。
「最初は見て覚えて」のような放任主義では、安心して技術を磨けません。
見るべきポイント②|話しやすい雰囲気があるか?
- スタッフ同士の雰囲気はどうだったか?
- 「新人も発言している」ような空気が感じられたか?
- 院長や先輩の口調・目線に威圧感はなかったか?
心理的安全性がある職場は、新人の質問や相談が自然にでき、失敗を恐れず挑戦できます。
見学や面談で「自分がここに入ったら…」と想像してみてください。
見るべきポイント③|「成長」を意識したしくみがあるか?
- 施術メニューや問診に段階的な難易度があるか?
- スキルチェックや目標設定の制度があるか?
- スタッフが「何を成長の指標にしているか」話していたか?
“がんばっていれば成長する”ではなく、成長できる仕組みがあるかどうかが鍵です。
見るべきポイント④|自分の「なりたい姿」に近いスタッフがいるか?
- 「あの先輩みたいになりたい」と思える人がいるか?
- 自分が将来目指す働き方をしている人がそこにいるか?
職場は、最初の“キャリアモデル”になる場所。
数年後の自分を重ねられる人がいる職場は、目標も持ちやすくなります。
見るべきポイント⑤|チャレンジの機会があるか?
- 早い段階で患者さんを担当できるチャンスがあるか?
- 得意分野を活かす提案や挑戦が受け入れられるか?
「やらされる」よりも「任せてもらえる」職場は、成長が早い傾向にあります。
ただし、放置との違いには要注意。指導とセットかを確認しましょう。
就職先=ゴールではなく、スタート地点
就職は「目的」ではなく「出発点」です。
そこからどう成長できるかが、何よりも大事。
待遇や立地も大切ですが、“ここで成長できるか?”という視点を持って見学や選考に臨んでみてください。