働きたい施術所像を固める5つの問い──“就職先を選ぶ”視点を養うワーク
はじめに
就職活動というと「求人票を見て探す」ことから始めがちですが、
本当に納得できる就職を目指すなら、まず大切なのは──
「自分がどんな職場で働きたいか」を明確にすることです。
それは“なんとなく”ではなく、問いを通して少しずつ形にしていくもの。
この記事では、自分に合った施術所を見つけるための「5つの問い」を紹介します。

問い①:自分は、どんな患者さんを支えたいと思っているか?
- スポーツを頑張る若者?
- 慢性的な痛みに悩む地域の高齢者?
- 美容に関心がある女性?
- 在宅療養中の訪問患者?
「誰に貢献したいか」を考えると、どんな施術スタイルの現場が合うかが見えてきます。
問い②:自分は、どんな“働き方”に安心感を持つか?
- 大勢のスタッフがいるにぎやかな職場
- 静かな個人院でじっくり対応
- 教育制度が整っている
- 少人数で相談しやすい関係
環境との相性は、続けられるかどうかに直結します。
自分にとって「心地いいペース」を知ることがカギです。
問い③:仕事以外の時間を、どんな風に使いたい?
- 家族との時間を優先したい
- 学びや勉強の時間を確保したい
- 土日はしっかり休みたい
- 平日の空き時間を活用したい
ライフスタイルは働き方に直結します。
だからこそ「勤務時間」「休みの曜日」「残業の有無」など、条件が生活にどう影響するかを見つめる必要があります。
問い④:どんな時に、自分はやりがいを感じる?
- 患者さんに「ありがとう」と言われたとき
- 技術が上達した実感があるとき
- チームに貢献できたとき
- 自分の工夫が評価されたとき
「やりがいの感じ方」は人それぞれ。
自分の“やる気の源泉”を知っておくと、モチベーションを保ちやすい職場を選ぶ助けになります。
問い⑤:5年後、どうなっていたらうれしいか?
- 一通りの手技が自信を持ってできる
- 後輩を教えるポジションにいる
- 開業の準備が始まっている
- 今と変わらず楽しく働けている
“なりたい自分”のイメージが少しでもあれば、
そのビジョンに近づける環境かどうかを、施術所選びの判断基準にできます。
まとめ
施術所を探す前に、「自分にとっての“いい職場”って何だろう?」と問い直すこと。
それが、後悔しない就職のための第一歩です。
求人票や条件に目を向ける前に、この5つの問いを通して“自分の軸”を育ててみてください。