キャリアマップの作り方──5年後・10年後の自分を描くには?
「この先どうなりたいか?」が決まると、就職活動は一気に動き出す
「なりたい自分」は何となく見えてきたけれど、
具体的にどう進めばいいかわからない……。
そんなときに役立つのが「キャリアマップ」です。
これは、あなた自身の将来の働き方や成長の道筋を“見える化”するもの。
鍼灸・柔整の仕事は、働き方も選択肢も多彩。
だからこそ、早い段階で「方向性」を考えておくことが、後悔しない進路選びにつながります。

STEP1|キャリアマップってなに?
キャリアマップとは、
「●年後にはこうなっていたい」「そのために今何をしておくべきか」を時間軸で整理するもの。
たとえば、
- 1年目:基礎的な施術技術を確実に身につける
- 3年目:担当患者を持ち、治療計画を自立して立てられるようになる
- 5年目:美容鍼の専門院に転職 or 副業スタート
- 10年後:独立開業して自分の院を持つ!
このように「先の姿」から逆算して、今やるべきことが見えてきます。
STEP2|鍼灸・柔整師の代表的キャリアパターン
ここでは、よくある3つの成長ルートを紹介します。
① 勤務→分院長→独立開業型
技術・接遇・経営を学びながら、最終的に自分の院を持つタイプ。
② 法人勤務で専門性を深めるタイプ
長く一つの法人で勤め、教育係や管理職になるタイプ。
③ スポーツ・美容・訪問など分野特化型
特定のジャンルで専門家としてのキャリアを築くタイプ。
あなたはどのタイプに近いでしょうか?
STEP3|キャリアマップを描くワーク
以下のフォーマットに沿って、自分なりのマップを書き出してみましょう。
【1年目】(例:○○で基礎を学ぶ、週◯人担当)
【3年目】(例:後輩指導に関わる、△△分野に興味が出てくる)
【5年目】(例:転職して美容鍼に挑戦、副業開始)
【10年目】(例:独立開業、または法人内でマネジメント職)
※時間軸は「ライフスタイル」や「家庭との両立」など、生活面も含めてOKです。
STEP4|先輩のキャリアマップ事例
Case A:スポーツトレーナー志望 → 実業団帯同
Case B:法人勤務から教育係へ → 新人研修を任される
Case C:育児と両立しながら自宅開業へ
このように、「キャリアの正解」は人それぞれです。
でも、それぞれ“ちゃんと考えていた”から今があることは共通しています。
STEP5|書いたら、誰かに見せよう
担任の先生やキャリア指導の先生に見てもらうことで、
- 志望理由書への落とし込み方
- 院選びの方向性
- 自分では気づかなかった選択肢
などが見えてくるはずです。
まとめ:将来像は“今の自分”に方向性を与えてくれる
キャリアマップは、未来を予測するものではなく、
未来に進むための「道しるべ」です。
今の自分が“どこに向かっているのか”を、言葉にしてみませんか?