「どんな鍼灸師になりたい?」──就職活動の前に“なりたい自分”を考えるワーク

就職活動、いきなり求人票から始めていませんか?

「就職先を探さなきゃ」と思って、いきなり求人票を見始める。
でも、読み進めるうちにこんな気持ちになったことはありませんか?

  • どれが自分に合ってるのかわからない
  • なんとなく待遇や場所で選んでる気がする
  • 選ぶ基準が自分の中にない…

そんなときに立ち止まってほしいのが、
「自分はどんな鍼灸師になりたいか」という視点です。


STEP1|“なりたい自分”を見つける3つの視点

1. 誰の役に立ちたいか?

あなたは、どんな人の「困っている」「つらい」に向き合いたいと思いますか?

  • 部活でケガをした学生
  • 冷えや不調に悩む女性
  • 歩くのが難しくなった高齢者
  • 美容や健康意識の高い社会人 など

2. どんな場所で働きたいか?

  • 地域密着の個人施術所
  • 法人経営の整骨グループ
  • スポーツチームやトレーナー帯同
  • 美容・エステ系のサロン
  • 福祉施設や在宅訪問
  • 病院・クリニック など

3. どんな働き方・人生を送りたいか?

  • 開業して、自分の名前で勝負したい?
  • 安定した職場で長く働きたい?
  • 将来は家庭や育児と両立したい?
  • 専門性を磨いて“○○専門の先生”になりたい?

STEP2|「私のテーマ」を言葉にしてみよう

上の3つの視点をふまえて、以下のようなフレーズを作ってみましょう。

私は、〇〇な人に、〇〇な技術で、〇〇な貢献をしたい。

例)

  • 私は、毎日仕事で疲れている社会人女性に、美容と癒やしを提供できる鍼灸師になりたい。
  • 私は、部活でケガをした高校生たちが、もう一度試合の舞台に立てるようサポートしたい。

STEP3|ワーク:書き出してみよう

観点自分の答え(例)
治療したい対象スポーツ選手、高齢者、美容志向の社会人など
伸ばしたい技術運動器ケア、内臓アプローチ、美容鍼など
働き方の志向開業志向、安定勤務、訪問鍼灸に関心など

このワークの答えは、志望理由や履歴書、見学先の選定にもつながります。


最後に:就職は“ゴール”じゃなく、“はじまり”です

就職は、あなたの人生の通過点。
「どこで働くか?」よりも、「自分がどう在りたいか?」が大切です。

焦らず、でも立ち止まらずに。
“なりたい自分”に向けて、今できる一歩から始めてみましょう。